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心に残る、美しい余韻
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、今年4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。
来場者数が1500万人を突破し、会場は連日多くの人々で賑わっています。
万博は、世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場。日本では1970年にアジアで初めて開催され、2005年の愛・地球博に続きなんと20年ぶりの開催となります。
「大阪・関西万博」には世界158の国と地域が参加し、入場ゲートに並ぶカラフルな国旗が風になびく様子は、これから始まる特別な体験への期待感を高めてくれます。
今回は、アート、食、ファッションが融合した体験型パビリオンとして注目を集めるフランス館を訪れました。
「愛の賛歌」が導く未来のビジョン
フランス館は、「愛の賛歌」をテーマに、自分への愛、他者への愛、自然への愛といった3つの「愛」に導かれる新しい未来のビジョンを提案しています。
ルイ・ヴィトンが魅せる職人の技
パビリオンを進むと、まず目を奪われるのが、彫刻家オーギュスト・ロダンの作品「カテドラル」を囲む、84個のルイ・ヴィトンのワードローブトランク。
床から天井まで並べられた光景はまさに圧巻。天井にはミラーが設置され、その美しさをさらに際立たせています。
トランクに取り付けられたモニターには、職人たちが一点一点丁寧に作り上げる様子が映し出されており、その繊細で美しい「匠の技」に時間を忘れて見入ってしまうほど。
ちなみに、ルイ・ヴィトンのモノグラム・キャンバスは、日本の家紋からインスピレーションを得たとも言われています。
ディオールが織りなす幻想的な世界
ルイ・ヴィトンのゾーンを抜けた先には、ディオールの美しい世界が待っていました。
1947年にクリスチャン・ディオールがデザインした「アンフォラ ボトル」と、ブランドの象徴的なアイテムである「バー」スーツが、ブルー、ホワイト、レッドのトリコロールカラーをまとい優雅に並んでいます。
特に心を奪われたのは、シルエットのスケッチを立体的に表現した約400点にも及ぶ白いトワルが壁一面に並ぶインスタレーション。実寸大からミニチュアサイズまで様々なサイズのトワルがスポットライトを浴び、まるで空中に浮かんでいるかのように並ぶその姿は、幻想的なアート作品のよう。繊細で美しい世界観に深く引き込まれました。
パビリオンを出た後も、うっとりとした余韻が残りました。
隣接するベーカリーとレストランでは、フランスの繊細な文化を味わうこともできます。
万博は、多様な文化や未来へのビジョンに触れ、心と身体が満たされる特別な場所。
みなさんも、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
Sachi