こんなときヨガの練習は休むべき?無理なくマイペースに続けるコツ
日頃から健やかな生活を送るよう意識していても、思わぬタイミングで心身が不調に陥ることがあります。そんなとき、毎日続けていたヨガの練習は、どのように継続していくべきでしょうか。今回は、ヨガの練習を無理なくマイペースに続けるためのコツをご紹介します。ヨガと長く付き合い続けるうえでぜひ参考にしてみてください。
体調が悪い、痛い所があるetc…ヨガの練習は休むべき?
ヨガの練習は継続することが大切です。ところが、長く継続すればするほど、どうしても避けられないのが心身の不調ではないでしょうか? もしも不調があったら、やはりヨガの練習はお休みするべきなのか――悩んでしまいますよね。
まず、ポーズの練習については、体のケガや痛みに合わせたお休みの選択が必要なときもあります。そもそも自分自身をよく観察し、どういう行動を取るべきか見極めることも、ヨガの練習の一環です。調子が戻るまで休んだり、あるいは無理のない範囲で練習したり、体調を見て判断しましょう。
その一方で、調子が絶好調とはいえないときや、体の一部に痛みがあるときでも、工夫してヨガの取り組みができます。適度に体を動かしたほうが好ましいのであれば、いつもと違う方法で練習するといった形で対応してみてください。
ヨガはポーズの練習以外にもやるべきことがたくさん!
ヨガのポーズでは体を使うため、体の一部に痛みがあるケースのように、状況によっては練習に取り組めないことがあるかもしれません。
一方で、ヨガではポーズのほかにもやるべきことがたくさんあります。たとえば、『ヨーガ・スートラ』を読んだり、呼吸法や瞑想の練習をしたり……。ポーズの練習にあてていた時間を、ほかの練習のために使うこともできるはずです。
呼吸法とは、呼吸の方法を整えて、集中やリラックスなどさまざまな効果が期待できるものです。椅子に座った状態のように、楽な姿勢でも取り組めます。ヨガスタジオのレッスンに登場する、腹式呼吸や片鼻呼吸を練習しても良いでしょう。
瞑想は静かに座って行うため、自宅でも取り組みやすいといえます。体に痛みがあるときは、無理なく座れる姿勢をお選びください。また、座る姿勢を楽にするために、ヨガブランケットやブロックなどのプロップスを活用するのもおすすめです。
心と体の調子に合わせてヨガの練習をするポイント
日によって調子が変わる私たちの心身。そんな心と体の調子に合わせてヨガの練習をするために、工夫したいポイントをご紹介します。
自宅でヨガの練習をする
ヨガスタジオに行くべきかどうか迷った日は、思い切って自宅でヨガの練習をしてみましょう。先生がいない環境で「ひとりで60分も練習するのは無理!」と感じたら、わずかでも心と体と向き合う時間を作ってみてください。
また、風邪の治りかけでまだ咳が残っているときなど、不調をほかの人に移してしまうおそれがあるときも、ヨガスタジオへ行くのは控えると安心です。心身が回復して元気になるまで、自宅で無理なくヨガに取り組みましょう。
リラックス系のクラスを選ぶ
ヨガのレッスンには多彩な種類があります。そんな中でもリラックス系のクラスは、呼吸やポーズにフォーカスして自律神経の調子を整えたり、指導者の誘導により瞑想に取り組んだりと、レッスンを通して穏やかな状態に近づけるのが特徴です。
体をダイナミックに動かすフロー系のクラスに参加するのが難しいとき、リラックス系のクラスに参加してヨガを深めることもできるでしょう。普段はアクティブなヨガがお好みの方も、さまざまな形のヨガに触れるチャンスかもしれません。
ポーズの強度を軽減する
ヨガのポーズは、強度を段階的に軽減して、無理なく練習できるようになっています。体に痛みがあるときは適度に軽減を入れると良いでしょう。自分に適した強度を選べることは、ヨガの練習に必須の判断力といえます。
たとえば「船のポーズ(ナヴァーサナ)」では、両脚を上方へ伸ばすほかに、両脚を床と平行へ伸ばす軽減法があります。ヨガスタジオのレッスンで、インストラクターから選択肢が提案されることも。自分の判断で強度を調整しましょう。
ヨガの練習はマイペースに続けましょう
ヨガの練習はコツコツ続けることが大切です。しかし、常に元気に動ける状況を前提として練習に執着すると、思わぬ結果を招くおそれがあります。自分の心身の声を聞き、無理なくマイペースに続けていきましょう。
特に、いつもと調子が違うと感じるときは、通常と同じ練習ではなくて、そのときの状況に合わせた練習を選ぶこともできます。どんな練習を選ぶかは自分次第。日々変わる心身に気づき、自分自身と向き合ってみてください。
不調があるときのヨガの練習についてお伝えしました。ヨガにはポーズのほかにも呼吸法や瞑想をはじめとした多様な要素があり、練習への取り組み方もさまざまです。自分の調子を見極めて、マイペースに続ける工夫をしてみてください。
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